クライアントの写真撮影時の立ち会いは、イメージコンサルタントの仕事の一つ。クライアントの撮影に立ち会う際、イメージコンサルタントはクライアントの個性を最も魅力的に映し出す方法を探求し、ポージングについて具体的にアドバイスします。
人の印象というのは、装いだけでなく、ポーズによっても瞬時に形成されます。表情や姿勢、視線などをほんの少し変えただけでも、写真の中で語られる物語(ストーリー)や被写体のイメージは変わります。
たとえば、肩や背骨など体の隅々までエネルギーが行き渡ったようなポーズを取ると、自信とエレガンスが感じられる一枚が生まれます。一方で、肩や背骨に力を入れず、体のシルエットをあえてあいまいにすると、リラックスした雰囲気を演出したり、日常的な親近感を演出するのに役立ちます。リラックスしたナチュラルなポーズは被写体をより親しみやすい印象に変えます。
このようにポーズは、その人の自信や品格を伝えるツールにもなり得ますし、その人の気持ちの状態を伝えるための強力なツールとなりえるのです。
写真に深みを与えるためには表情も不可欠です。たとえば微笑みには本物の笑顔と作り笑顔がありますが、眼輪筋をしっかりと下げ、目尻に皺をともなった微笑みからは、オープンで温かな印象を伝えることができます。一方で過度に演出された笑顔や、口角だけ上がった微笑みは人工的に映ることがあります。いうまでもなく、作り笑顔よりも、その人のオーセンティクな部分が感じられる表情こそが、観る人の記憶に深く残ります。
視線の方向もまた、写真の雰囲気を決定づける要素です。直接カメラを見つめることで、強さや決意を伝えることができますが、視線をはずすことで、内面の思索しているような印象を作り出すこともできます。このような視線を意図的に決めることにより、写真はただの肖像を超え、物語性や深い感情を語りかける写真に変貌します。
さらに、装いや背景によって、個性的なスタイルや非現実的なイメージを取り入れることで、写真は一層印象的な作品になります。視覚的な興味を刺激し、観る人の想像力をかき立てることで、写真は一瞬にして物語を伝えるキャンバスへになるのです。
一枚の写真には、その人の個性を伝える、ストーリーを語りかける力を持っています。ポーズ、表情、視線を意識的に使い分けて、その人ならではのストーリーを写真を通して世界に示しましょう。
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