イメージコンサルティングの裏側「見えるもの」と「見えないもの」

2023年9月26日 ircjapan 0

イメージコンサルタントは、クライアントとのコンサルテーションを通じて、その人の嗜好や目的をしっかりと理解し、クライアントが「表示的消費」と「隠蔽的消費」のどちらを優先するのか、その優先順序やバランスを考慮しながらスタイルについて提案しなければなりません。 「表示的消費」と「隠蔽的消費」という言葉を聞き慣れない方もいるかと思いますので、簡単にご説明しましょう。 まず「表示的消費」とは、外見や服装を通じて自己の社会的なステータスや成功をアピールしようとする傾向を指します。「表示的消費」の傾向が強いクライアントが、特定の社交イベントやビジネスの場に出席する際には、ブランドやデザインの選択においても、成功や高いステータスを象徴する要素を重視する傾向があります。ですからイメージコンサルタントは「表示的消費要素」をしっかりと考慮したうえで、適切なファッションスタイルやブランドでスタイリングすることが求められます。 一方で「隠蔽的消費」は、実用性や機能性を重視し、自己の利益や快適さを最優先に考える傾向を指します。クライアントが「隠蔽的消費」の傾向が強い場合、他人の評価や流行に左右されることなく、自分のライフスタイルや活動に適した服を選びます。機能的で実用的なデザインや素材が重要であり、ファッションのトレンドよりもシンプルで汎用的であること、耐久性や着心地を優先します。イメージコンサルタントは、実用的な服装やアイテムを提案する際に、この要素を考慮する必要があります。 クライアントのニーズやゴールに基づいて、適切なファッションスタイルを提案するのはイメージコンサルティングの基本ですが、その際は、表示的消費と隠蔽的消費のバランスを考慮しながらアドバイスするということをぜひ心にとどめておいていただきたいと思います。 自己の価値観や目的を反映したファッションスタイルを確立し、それを身にまとうことではじめて、クライアントは自信を持って自分を表現することができるのです。

10月のイメージコンサルティング起業講座のご案内

2023年9月26日 ircjapan 0

IRC JAPANは、イメージコンサルティングの仕事に興味・関心をお持ちの皆さまを対象に、特別講座『イメージコンサルティング1DAY 起業講座』をZoomにて開催いたします。 ニューヨーク・東京を拠点に活動する当スクール代表、安積陽子が直接、イメージコンサルティングの実際や必要なスキル、マーケティング法、自身のブランディング術について、詳細かつわかりやすく解説いたします。 -・-・-・-・-・-・-・-・- 講座のハイライトをご紹介 -・-・-・-・-・-・-・-・- ꧁  イメージコンサルティングスクールの賢い選び方 ꧁ イメージコンサルタントとして活躍するために必須のスキル ꧁  成功するイメージコンサルタントに共通のマインドセット ꧁ 性別を超えて心を掴む男女別顧客対応法 ꧁ イメージコンサルティングのサービス料金設定法 ꧁ オンラインで成功を収めるサービス展開法 ꧁ イメージコンサルタントの以外な仕事範囲 ꧁ コンサルティングの実施場所 ꧁ 顧顧客対応と効果事前リサーチ方法 ꧁ 必要なリソースとツールの収集術 ꧁ イメージマネジメントの鍵 ꧁ 変化する市場で生き残るための適応戦略 ꧁ 夢を実現させる起業の具体的なステップ ꧁  アメリカでイメージコンサルタントを目指す方法 […]

国際的に活躍するイメージコンサルタントになるためには

2023年9月6日 ircjapan 0

日本国外のお客様に対してイメージコンサルタントとして活動する際、適切なセンシティビティをもってクライアントの文化的・宗教的多様性を尊重したアドバイスをすることが求められます。 クライアントの文化的背景や宗教的信念を尊重せず、一般的な美的感覚を押しつけたり、宗教的な信念に関連した服装やメイクスタイルに対して、安易に変更を促すようなセンシティビティを欠いたアドバイスをすると、あとあと大きな問題が生じてしまう可能性があるからです。 たとえば先日も、全身を覆う女性の伝統衣装「アバヤ(Abaya)」の公立学校での着用をフランス政府が禁止したことで、イスラム系フランス人から反発が起きているというニュースが報道されていました。フランスにおけるイスラムの生徒の装いに関する厳格なガイドラインには、宗教的自由、個人の権利、社会的対立などに関連する複雑な問題が絡んでおり、多くの議論と対立を引き起こしています。 一般的な美的感覚を押しつけたり、ある文化のファッションやメイクを単純化して伝えることも、誤ったイメージや偏見を広めることにつながります。たとえば日本にはまだ根強く美白信仰が残っていますが、過剰な美白信仰は、肌の色が濃い人々や、多様な肌色を持つ人々への差別や偏見につながることがあるので注意が必要です。 カルチャルセンシティビティを軽視したアドバイスは、文化に対する敬意が欠落しているように捉えられてしまいます。社会的、文化的、また場合によっては法的な問題を引き起こす可能性がありますから、さまざまな人種、宗教的背景をもつ人々を対象にコンサルティングを行うイメージコンサルタントは、宗教的シンボルとなるアイテム(ヒジャブやクロスネックレス、ターバンやキッパー等)についての理解なども深めることなどが重要です。 異なる文化的・宗教的背景を持つクライアントへ慎重にアプローチするために、私たち日々、国外のメディアが発信するニュース等も積極的にも敏感に向き合っていく必要があるでしょう。

新しいイメージコンサルティングの時代

2023年9月6日 ircjapan 0

Business of FashionとMcKinseyが発表したState of Fashion 2023レポートによれば、Z世代(1997年から2012年生まれの世代)の約半数が、自分の性自認に合わない衣服を購入していることが明らかになりました。 世界各国から生徒等が集まるニューヨークのファッション工科大学(FIT)で講義をする際も、Z世代の生徒たちは伝統的なジェンダーの枠組みにとらわれず、性別に関連しないファッションアイテムを選択することで、自分自身をより自由に表現する傾向があります。 Z世代の購買力が増大するにつれ、Z世代の購買行動は、ファッション業界に対しても影響を与えています。多くのブランドが、よりジェンダーに中立的でインクルーシブなアイテムを提供する必要性を認識して、これに対応するための新しいコレクションをはじめています。そのような時代に「女性の⚪︎⚪︎タイプのファッションは⚪︎⚪︎」「男性の⚪︎⚪︎タイプのファッションは⚪︎⚪︎」といった、伝統的なジェンダーの枠組みにとらわれたファッションアドバイスは、時代遅れであることを実感しはじめています。 日本のイメージコンサルティング業界も、今後は多様性と自己表現の重要性を重視して、よりインクルーシブなアドバイスをすることが重要となっていくことでしょう。過去の固定されたスタイル観念にこだわり、ある特定のファッションやスタイルをすべてのクライアントに適用するイメージコンサルタントは、時代遅れとみなされてしまうかもしれません。これからのイメージコンサルタントは、クライアントの個性やライフスタイルに合わせた多様なアプローチを提供する必要があります。 ジェンダーに関する意識の変化とファッション市場の進化を新たなビジネスチャンスと捉えて、時代にあった新しいイメージコンサルティングを取りのか。それとも決まったパターンに当てはめる従来型のコンサルティング法を維持するかで、今後のイメージコンサルティング業界の未来は大きく変わるはずです。