みなさま、こんにちは。IRC JAPAN代表の安積陽子です。
本日「Self-Presentation 」をテーマに愛媛大学でプレゼンの授業を実施いたしました。
「Self-Presentation 」とは相手にどのような心理的影響を与えたいかを具体的に考え、自分の表情や動作、話し方、服装等を意図的に望ましい方向へ調整することを意味します。
今回、学生さんたちには、
「自分のどのような〈側面〉を見せて、どのような〈感情〉をプレゼンを通して与えたいか?」
「プレゼン後、どのような〈余韻〉を残して、どのような〈行動〉を相手にとってほしいか?」
これらの問いの答えを明確にした上で、ゴールを達成するために必要な声の高さやボリューム、話すスピード間のとり方、表情や姿勢、ジェスチャーを考えてからプレゼンテーションをしてもらいました。
私たちは頭の中でイメージするものに大きな影響を受けます。マイナスのイメージを頭に浮かべれば無意識にネガティブな言動が表れますし、望ましい状況を明瞭にイメージしながら話せば、望ましいイメージに沿った言動が自然と現れるようになります。
何を頭に浮かべながらプレゼンするかで、与える印象は全く変わってきます。だからこそ、ポジティブかつ具体的な言葉で自分の魅せ方を言語化することを学んでもらい、意識する前後でどれだけ自分の振る舞いが変わるかを実感して貰いたかったのです。
今回は限られた練習時間しかとれませんでしたが、生徒さんたちのプレゼンのBefore Afterはめざましい変化が見られました。
プレゼンの技術は一生もの。
最近では小学校でも子供たちにプレゼンテーションをさせる機会が増えてたようですが、望ましい自分の姿を体現する「Self-Presentation 」のスキルは、将来ビジネスの世界だけでなく、学校やプライベートでの対人関係においても必要です。セルフプレゼンテーションのプロセスを通じて、自己分析や改善の機会を見つけることができますうし、他人とのやり取りからフィードバックを受け、スキルを向上させ自信を高めていくことができます。
子供たちが将来社会に出てからも、個をしっかり持ちつづけて自信をもって自己表現できるよう、日本の小中高大で「Self-Presentation 」を学べる機会をもっと作っていきたいと思います。